お店を持つために必要な、経営について学ぶことができました。
長沢千恵子さん
もともと高校教師をしていた長沢千恵子さんは『働く女性をきれいにしたい、働く女性の力になりたい』と思い、一念発起でエステの勉強。大手エステの技術指導や海外で経験を積んだのち、2015年7月、郡山商工会議所の創業チャレンジショップで「エステティックサロンfuru」をオープン。将来、自身の店を持つために色々と経営について勉強したい、と「ちっちゃいビジネス応援塾」を受講しました。
「皆さんが、美容院や床屋さんに定期的に行くように、お肌のためにそして健康な体のためにエステに行くような文化を育てていきたい。近い将来、エステを目的に来てもらえるような郡山市にして、新しい観光として育てていきたい」という長沢さんが見つめる視線は、常に未来を向いています。

二本松市出身。郡山女子大を卒業後、3年間高校の家庭科の先生に。エステの専門学校で1年間勉強ののち仙台市のエステサロンに就職。香港で店舗拡大にたずさわるなかで起きた東日本大震災を機に地元に戻り、2015年に「エステティックサロンfuru」オープン。
たくさんの人に出会って、活動の場が広がりました。
佐久間康浩さん
「写真で、思ったことを表現してみたいと思ったのは震災後です」と佐久間康浩さん。紹介される県内の震災後の傷跡の写真を見るたび、生まれ故郷はまだきれいなところがある、福島県は美しいところだ、という思いから、それまで働いていた会社を辞め2015年6月に「写道家朔丸」として独立しました。受講のきっかけは、フリーカメラマンとして活動の場を広げたい、経営や簿記などに不安があったためといいます。
現在は「働く人にフォーカス」をテーマに、SNSや従来の紙媒体を使い、新しい写真の活用の仕方を様々な業種の企業に提案。
企業活動や観光、農業などを、写真という手法を使った福島県の活性化を支援するために、佐久間さんは毎日県内を駆け巡っています。
郡山市出身。32歳でカメラを手にして依頼、歯科技工士として働く合間に県内を走り回り、主に風景写真を撮りためてきた。2014年、福島大学の仲介によりドイツで個展を開く。多くの方に作品を見てもらう機会を得て、カメラへの想いが強くなりカメラマン専業に。郡山市を拠点に活動中。
起業にあたって大事なこと、自分に足りないものに気づきました。
菅野由紀枝さん
インテリアが好きだけど収納が苦手なことがきっかけで、整理収納アドバイザーの資格を習得した菅野由紀枝さん。整理収納サービスの仕事を始めようとチラシを配ったものの反応がなく、何をすればいいか分からず、起業に必要なことを勉強しようと「ちっちゃいビジネス応援塾」を受講しました。
個人で仕事をするにはどこから始めればいいか、何が大事なのかを知ることができ、自分に足りないものは何か考えるようになったといいます。また、ジャンルは違うけれど、地元郡山で同じ目標を持っている仲間たちと現状や目標などを話すうちに、新しい価値観で物事を見ることができたという菅野さん。現在、お片づけに関する講座も開催し、「寄り添い」を大切に、その人に合った片づけのお手伝いをしています。
二本松市生まれ。フリーランスの整理収納アドバイザー。無理しないお片づけをモットーにその人に合わせた整理収納サービスや収納プランニング、整理収納・お片づけのセミナーなど、郡山市を中心に活動。日々の暮らしをInstagramに、片づけに関するコラムをFacebookページで公開中。
苦手意識を持っていた経営のノウハウをしっかり学べました。
岩間裕太郎さん
自分がやりたいことと、働いていた会社の方向性に違いを感じたという岩間裕太郎さん。大きな会社ではなかなかできない、お客様が本当に必要としているITサービスを提供したいという想いから独立しました。
現在は中小企業庁の専門家派遣事業「ミラサポ」の登録専門家として、主に福島県内の中小企業に対して、IT利活用の促進や業務効率・改善のサポートや補助金・助成金を活用した経営支援を行っています。
「起業を志す仲間が集まるので、悩みや不安を共有できるのも心強いですね」という岩間さん。10回の講座を通して、事業計画の立て方や起業に必要な知識、経営の基礎をしっかり学んだこと以上に、受講者同志のつながりを今も大切にしています。
郡山市出身。独立後はミラサポの他、IT経営普及のための組織・(社)みちのくIT経営支援センターにも所属し仕事や経営に課題を持った方々を支援。2016年2月には、経産省推進資格の「ITコーディネーター」にも合格し、活躍の場をさらに広げている。

「わたしのやりたいことはどんなこと?」「やりたいことがビジネスになる?」そんな自分の「やりたい」と思っている内容を明確化し、その内容がビジネス化できるかどうかを考え、ビジネスプラン化する。一人で悩んでいてもできなかったことが学べ、一歩踏みだすことができる基礎講座です。
「ちっちゃいビジネス応援塾」は、2013年に仙台市の地域ビジネス創出支援事業の一つとしてスタートし、2014年には一関市で開催。2015年、郡山市でも開催が実現しました。
「全9回の基本講座」と、起業された先輩方を招いての「先輩起業家講話・交流会」を中心に、一人でも多い起業家の誕生を応援いたします。
講師プロフィール
稲葉 雅子 株式会社ゆいネット 代表取締役
栃木県宇都宮市出身。大学卒業後、医療関連システム企業に勤務。
2000年9月、有限会社ゆいネット(現・株式会社ゆいネット)を設立し、IT教育等に焦点をあてて活動。
2011年6月、株式会社たびむすびを設立。
2011年度から 「ちっちゃいビジネス開業応援塾」を開塾し起業支援を行う。
2014年1月に「ちゃんとゴハン食堂みやカフェ」をオープン。昼は飲食店、夜は飲食店を使った開業講座を開くなど、 起業支援の輪を広げている。
2015年、郡山初の「ちっちゃいビジネス応援塾」を開塾。

講座
8月19日~10月21日
相談
10月28日・11月4日
金曜日 18:30〜20:00(20:30まで相談・交流タイム)
会場
コワーキングスペースコオリヤマ
1 自分の好きなこと・やってみたいからビジネスの種を見つける8月19日(金)
2 やりたいことをビジネスにするために必要なこと経営8月26日(金)
3 会社の形態、事業の形態とは経営9月2日(金)
4 自分の事業計画をたててみよう経営9月9日(金)
5 ひとりでもできるマーケティング販路開拓9月16日(金)
6 先輩起業家講話・交流会9月23日(金)
7 いくら売れればいいのか、売上げとは、経費とは経営・財務9月30日(金)
8 いくらで売ればいいのか、実例で学ぶ売上げ計画経営・財務10月7日(金)
9 伝えたい人に伝えよう、プレスリリースとは経営・販路開拓10月14日(金)
10 プレゼンの手法を学ぶ経営・人材育成・販路開拓10月21日(金)
11・12 個別相談会(事業に関連する質問・事業計画の相談等)10月28日(金)・11月4日(金)

今回のご応募は定員になりましたので締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。